金融業界にはブラックリストと呼ばれるものがあります。
返済が滞ったりするとそのブラックリストに載せられてしまい新たな借入が出来なくなってしまいます。
ところが、まだ借入をしていないのにブラックリストに載ってしまうことがあります。
それが多重申込によるブラック、いわゆる申込ブラックです。
金融機関は貸し出しの審査をする場合、信用情報機関に申込者の履歴を紹介します。
信用情報機関によせられる情報は返済が滞ったなどの事故履歴で、貸し出す側はこの履歴を照会します。
こで注意しなけらばならないのが、履歴を照会した履歴も残ってしまう事です。
つまり、借入を申し込んだ履歴も信用情報機関に残る訳です。
また、成約して借入をした際にも履歴が残ります。
この申し込んだ履歴が短期間に多数存在したらどうなるでしょう。
貸し出す側は不審に思い、審査が通らなくなってしまったりします。
これが申込ブラックです。
多重申込によるブラックとは、短期間に多数の借入申込履歴が信用情報機関に残っている状態のことです。
一般に1ヶ月に3社を超えた申込をするとこの状態になってしまうといわれていました。
この状態を解除するには履歴が消えるのを待つしかありません。
普通6ヶ月で申込履歴は消えるといわれています。
現在では、総量規制により複数社からの借入は非常に厳しくなっていますので、一度に多数の会社に申し込んで一番条件の良いところから借りるといった事は考えないほうがよろしいと思います。